脂質異常症が原因の病気は?動脈硬化で心筋梗塞にも!

私は心筋梗塞という重大疾病を経験しました。そのときの様子はこちらの「心筋梗塞体験記」を読んでいただくと詳しくわかると思います。健康診断や人間ドックの診断結果で脂質異常症という結果が出ていて、悪玉コレステロール値や中性脂肪値が高いという結果が出ていたのにもかかわらず、正しい知識の習得とそのための対策を怠ったからです。

おそらくこのサイトを読んでいる方の中には健康診断や人間ドックの診断で、同様の結果が出ている方がいるかもしれません。

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健康診断や人間ドックの診断結果で脂質異常症と判断された方は必見!

悪玉コレステロール値や中性脂肪値が高い方は要注意!

脂質異常症とは?

この脂質異常症がどのような症状を引き起こすのか?ということすら私はわかりませんでした。脂質異常症を放置してしまうと、動脈硬化に関する疾患にかかるリスクが高まります。具体的に言うと、私が経験した心筋梗塞狭心症、それから脳梗塞末梢動脈疾患、はたまた糖尿病などを引き起こす可能性があります。

ここで、へぇそうなんだぁ。。で終わってしまうと本当に取り返しがつかなくなってしまいます。この症状を改善するにはどうしたらよいのか?という正しい知識と対策を実践することが大切になってきます。私は改善するための正しい知識もないまま、ただやみくもに運動するということだけを行っていました。それではダメなのですね。まずは脂質異常症とはなにかを理解していきましょう。

脂質異常症とは、血中のコレステロールと中性脂肪量のバランスが悪い状態のことを言います。日本動脈硬化学会による基準の次のような数値になっていますが、コレステロールや中性脂肪の値が下記の場合には、食事療法や運動療法や薬による治療が必要とされています。

LDLコレステロール(悪玉コレステロール) 140mg/dL以上
HDLコレステロール(善玉コレステロール) 40mg/dL未満
中性脂肪(トリグリセライド) 150mg/dL以上

ここ数年の私の健康診断の結果です。

LDL HDL 中性脂肪
2011年 179 63 79
2012年 188 60 68
2013年 170 52 97
2014年 168 59 75
2015年 176 59 54
2016年 111 68 55

2016年のLDLの数値が正常になっているのは、2015年に心筋梗塞を起こし、手術と薬による治療により正常になっただけです。40代以上の日本人のうち、5人に1人が脂質異常症と言われていますが、私もその一人だったということですね。数値が基準値を大幅に越えていましたね。。

このLDLを下げるのは相当大変なことです。この数年、LDLを下げるために半年間毎日欠かさず10kmを走ってみたり、半年間毎日欠かさず1時間ウォーキングをしてみたり、運動はしてきたつもりです。この運動量が少ない、期間が短いと言われてしまえばそれまでかも知れませんが、なかなか運動するための時間を毎日欠かさず捻出するのは難しい現状です。

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脂質異常症とは、血中のコレステロールと中性脂肪量のバランスが悪い状態のこと!

血中のことですから、肥満の方はもちろん、肥満でなくてもなります!

脂質異常症は動脈硬化の原因

脂質異常症は動脈硬化の原因となります。この動脈硬化が心筋梗塞や狭心症、脳梗塞や末梢動脈疾患、糖尿病などを引き起こします。では動脈硬化とはどういったものなのでしょうか?

動脈硬化とは

動脈硬化とは、動脈にコレステロールや中性脂肪などが溜まってしまって、それが詰まったり硬くなってしまって血液がスムーズに流れなくなってしまう状態です。

正常な血管の場合、下図のように血液がスムーズに流れます。

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ところがコレステロールが溜まっていくとプラークが形成されて、血管を圧迫するので血液の流れが悪くなっていきます。

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さらに、プラークが何かのはずみで破裂してしまうと血小板がその穴を塞ぎに集まってきますが、それらの血小板が血栓を形成し、血管を塞いでしまいます。

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このような状態になるのが動脈硬化といいます。この動脈硬化が心臓まわりの冠動脈で起これば心筋梗塞や狭心症になり、脳に繋がる動脈で起これば脳梗塞になり、手足に繋がる末梢動脈で起これば末梢動脈疾患を引き起こすことになります。

動脈硬化を促す3つの異常状態

脂質異常症は、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が多い状態、あるいはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が少ない状態です。ちなみに、健康診断や人間ドックを受けたクリニックによっては総コレステロール値も記載されると思いますが、脂質異常症の診断基準には含まれません。私は総コレステロール値も基準値を大幅に越えていましたが。。

このように、脂質異常症のタイプは3つ(高LDLコレステロール血症低HDLコレステロール血症高中性脂肪血症)になりますが、どれも動脈硬化を促してしまいます。中でも高LDLコレステロール血症(悪玉コレステロールが多いタイプ)は特に動脈硬化になりやすいとされています。結果を見ていただくとわかると思いますが、私もこのタイプに当てはまっていますね。

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脂質異常症のタイプは3つ(高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高中性脂肪血症)

脂質異常症は動脈硬化を促し、心筋梗塞・狭心症・脳梗塞・末梢動脈疾患・糖尿病などの原因になります!

脂質異常症の原因と改善の対策!動脈硬化を起こさないために

脂質異常症となる原因は、他の病気によって血中脂肪の異常が起きる場合や、遺伝的な素因による場合もあります。しかし、最も大きな原因は食べ過ぎとそれによる肥満らしいです。らしいという表現を使っていますが、それは私がそれには当てはまっていないからです。食べ過ぎも少しはあるかもしれませんが。。私の場合は、主には喫煙、遺伝的な原因もありました。親族で動脈硬化の経験をされた方がいたら要注意です。

食べ過ぎや肥満に関しては、食事制限が必要になってきます。食べものには糖質、脂質、たんぱく質などが含まれていますが、食べ過ぎると糖質が分解されたブドウ糖が原因で中性脂肪が作られ、コレステロールも作られます。食べ過ぎで余ったエネルギーでも同様に、中性脂肪が作られ、コレステロールも作られます。まずは食べ過ぎないことです。

たばこを吸う方は禁煙をおすすめします。私も病気になったのをきっかけにたばこはやめました。たばこはHDLコレステロールを低下させますし、害があるだけで良いことは一つもありませんから。

また、適度な運動を習慣づけましょう。運動に関していうと、私は、半年間毎日欠かさず10kmを走ってもまったく痩せることはありませんでしたが、その後、半年間毎日欠かさず1時間ウォーキングをしたら5kg痩せたという実績があります。LDLコレステロール値はあまり下がりませんでしたが。。これは何をいっているのかというと、走るという無酸素運動より、歩くという有酸素運動の方が効果的ということです。なかなか忙しくて運動する時間が取れないとは思いますが、適度な運動は中性脂肪を減らし、HLDコレステロールを増やす効果があります。

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脂質異常症の最も大きな原因は食べ過ぎとそれによる肥満!

脂質異常症の改善対策方法は
  1.禁煙
  2.運動
  3.食事制限

参考
心筋梗塞・動脈硬化にならないための3つの対策
脂肪異常をやわらげる、心筋梗塞を予防・改善する食事や食べ物